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2017年6月20日

寮生だより「みんなが主役の寮を目指して」~島根県立隠岐島前高校三燈寮から~

隠岐島前高校の三燈寮で生活する高校2年生高田敦哉さんから、2017年1回目の寮生だよりが届きましたのでお届けします。
寮生活では、キッチンやお風呂、洗濯室など、毎日の共同生活に欠かすことのできない場所や場面ほどいろんなドラマが展開されます。そんなリアルな寮生活の中での高田さんの気づきや思いをぜひご一読ください。

まず行動してみることがどれだけ重要なのか

最近、僕が学んだことの一つだ。僕はつい数か月前まで、何を考えているのか分からない、しかも、物事を他人任せにして知らないふりをするような人間だった。
 
しかし、こんな人間にもチャンスは訪れる。
寮のハウスマスターから寮生の洗濯物を畳んで返していることを教えてもらったのだ。それを聞いて、頭のアンテナが「これくらいならできる!」と反応すると、すぐさま思ったことを行動に。
 
目の前には乾燥機から取り出した山盛りの洗濯物。
それが、畳んでいくうちに1つ1つの体積が小さくなり、かごの中に吸い込まれていく。
この時、今まで感じたことのない爽快感に包み込まれ、誰も見つけたことのない財宝を見つけたときのような充実感を感じた。思わぬ場所にお宝を発見してからというもの、暇さえあれば他の寮生の洗濯物を畳む「変なやつ」へと変貌していた。
 
このように他の寮生の洗濯物を畳んでいると、自分の周りにある変化が起こった。
今まで僕に勝手に冷たいと思っていた人がニコッと笑って話しかけてくれる等、前よりも「こいつ面白そう」という自分への関心が視線から感じるようになったのだ。それだけではとどまらず、洗濯物を畳んでいるのを見て「寮のために何かしてみよう」と僕の真似をしてくれる人も出てきた。それまで褒められたことがなかった尊敬する先輩にも「最近頑張ってるな」と褒めてもらえた。始める前には想像することができない展開だった。
 

どんな小さなことでも周りの人は見てくれている

そう自分で考えると自然と自信が持てた。
自信は行動するための大きなエネルギーとなり力強く支えてくれる。いざ行動すると「おまえ頑張ってるな」と他の寮生から声を掛けられる。すると、自分に人が付いてきてくれて動きやすくなる。このように、他人の洗濯物を畳むという小さなことでも、行動するという1つのアクションで正のスパイラルが回りだす。
 
このスパイラルは他の面でも良い影響を与えてくれた。それまで関心がなかった寮で、もっと色んな活動をしてみようという気持ちや、あまりいい形で取り組めていなかった部活をもう少し真剣に取り組んでみようという気持ちが湧いてくるようになったのだ。色々なことに興味を持つようになったことで、自然と昔よりも視野が広がり、「最近の○○は出店の計画を頑張ってる」など他の寮生が何をしているのかも見えるようになっていた。 
 

寮生全員が主役になれる寮を目指して

ただ、僕はこれで満足をしていない。将来的には、寮生全員が胸を張って何かに取り組んでいると言える寮にしたいと思っている。何かに取り組むことで、各々が何かをしているという自信で満たされるようになる。このスパイラルが寮で回るようになると、この自信から毎日がハッピーになり寮のなかが楽しいオーラで包まれるようになる。
 
これが今の目標であり、夢だ。これからは、長い間揃っていなかったトイレのスリッパが揃ってきたといった日々の生活で気付いたことを点呼で共有したり、他の寮生が今何をしているのか把握して陰から応援することで、全員で1人1人の活動を支えてあげられる「寮生全員が主役になれる寮」を作っていきたい。

 

ここ最近の成長が目まぐるしい高田くん。

周囲や先生からの評価もさることながら、
本人が自信を持つようになったことがハウスマスターとしては一番嬉しいです。
これからも寮内で良い流れを作ってくれることに期待しています。
(三燈寮ハウスマスター小谷望)
 

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